戦国武士とヤクザ


今年の大河は黒田官兵衛ですが、まだ一度も見ていません。
単純に時間が合わないだけなのですが、毎年1度か2度くらいは見る機会があるだけに今回はちょっと間が悪い感があります。

さて、そんな戦国時代ですが、最近当時の武将というのは言うほどのものではなくて、実際には僧侶なりの方が余程影響力があったらしいなんていう話を聞いたりしました。
ま、実際のところ当時の武士には読み書きもできない人も多かったようですし、戦闘はともかくとしてそれ以外の知識はどうなのかというのはあったわけですからね。
戦国時代には軍配者がいて、かなり迷信めいたことをやっていたという話がありますが(島津義久なんか大好きだったらしい)、武士ですらそんなレベルとなると、それより下の兵士は右も左も分からない状態だったでしょうから、定番の儀式とかする必要性が強かったのかもしれません。
例えば我々が英語も通じないロシアの田舎に急に行かなければならないとしたら、いくつかのアクションを覚えて何とかするしかないというのと似たようなものでしょう。

まあ、そんな訳で戦国武士は当時の知識階級的にはかなりアレな感じの人が多かったらしい、という風に考えてふと「とすると、織田信長とかって山口組なんかとあんま変わらんのではないか」というようなことに思いいたりました。

特に信長なんていうのは暴れん坊なのはもちろんですし、最初こそ足利義昭の支援を受けていましたが後に敵対しましたからね。幕府っていうのは当時の警察権力も兼ねていたわけですから、警察に憎まれる武装を兼ねた組織なんていったらソマリアとかアフリカには沢山ありますが、現代日本ならヤクザが一番近いでしょう。

更に悪乗り的に考えてみると実は信長政権の主要な面々と似た感じの人が山口組の中にいるような気がしてくるんですよね。
具体名あげるのはちょっと気が引けるのでやめておきますけれど。

で、そこまで行くと「家柄がどうこう」という話もちょっと理解できてくるような気もしてきますね。現代から見ると家柄がどうこうというのは随分旧弊的なものと思えるわけですが、仮に信長が政権構想を打ち立てるということが山口組が「これからの日本をどうするか」なんていうものと同レベルだとすれば、それはまあとんでもないことって気がしてきますよね(笑)

私は本能寺の変は光秀単独でやったものと考えていますけれど、そういう考え方に立つと反感とか凄まじいだろうし陰謀めいた空気ができたとしても不思議ではないのかもしれませんね(苦笑)
陰謀説ならそっちの方が近いのかも。


ロシアとクリミア


ここ最近の二大ニュースというと、ウクライナとクリミア、あとはマレーシア航空機はどこに行ってしまったのだというニュースですかね。
マレーシア機はそれらしいのがパース沖で見つかったという話ですが、それが本当に機体のものなのか、機体のものだとして軽い翼などが潮流に流されているとしたら本体が近くにあるとも限らないとまだまだ最終的解決という感じでもなさそうです。
島もないようなところなだけに今後も捜索は大変そうですね。

もう一方のクリミア問題は、とりあえずロシアへの編入が完全に終わってしまって、今後経済制裁はともかくとして国境に関してはこのままということになってしまいそうな勢い。

あとは東部の地域とか、ガス問題がどうなるのかということになるんでしょうかね。
とりあえずクリミアでは後手に回ったので、これ以上やられる訳にはいかんということでこのあたりは徹底的に哨戒活動するんだろうとは思いますが。

ちなみに海外含めて政府はともかくとして、一般的な間では「ロシアも極端だけど、現地住民はロシアへの帰属意識があるし(実際何度か独立しようとしたし)欧米の主張も無理あるんじゃないの?」って方が強いよう。

で、日本は最近プーチン大統領と関係改善していたこともあり対応を苦慮していたとかいう話もありましたが、結局はロシア批判に立ったよう。
でも、これは対米がどうというより単純に対ロ関係でもそうするしかないんじゃないですかね。

仮にここで「クリミア住民の立場を尊重する」なんて言ったら、将来北方領土が戻ってきたとしてもその後に「やっぱり現地住民はロシアに戻りたがっている(北方領土にいるのは圧倒的にロシア系で[仮に]返還されたとしても彼らが帰るとも限らないしね)」という風になる可能性があるわけですので。

ま、それを言うとロシアも「チェチェン住民の意思はどうなるんだ」とかそういう話もあるわけですけどね。
むしろそのあたりの搦め手を使う方がロシアには痛そうですが、問題はチェチェンの側も相当問題ありなのでいくら何でもあの面々と手を結べるかというのはあるのかもしれませんね。

読書の冬?


春一番も吹きましたし、もう冬も終わりそうですが、とりあえずこの冬に読んだものとかのレビューでも。

『文明崩壊』(ジャレット・ダイアモンド)草思社文庫
この人は人文系では最近面白そうな切り口の本を何冊か出していますが、読んでみたのは初めてです。この本はハードカバー本で出ていたのは知っていたのですが、最近文庫本になってやや割安感が出てきたので上下セットで買ってみました。
基本としては環境と文明との話で、ほとんどの文明は発展するにつれて環境との摩擦を生じてきて、そこでの対応で文明そのものの未来も別れてくる…というような話。ポリネシアの島々とか、ヴァイキングの島々とか、アメリカの先史時代の地域(と末尾にアンコール)などの例を挙げた後に、最近の例として中国や豪州などを取り上げています。

作者は色々な問題をあげつつも楽観的にいようとしていますが、書かれているのは数年前と比較すると厳しいかもしれませんね。この数年でもPM2.5なり何なりの問題とかが新たに出てきていますし、グローバル経済という一つの方向性が拡大していっている現状は色々不安になってきますしね。

著者の問題提起に関する考えとしてはそんなものですかね。個人的にはこの本のみで結論を出すより色々な方面についてこの分野の視点を追加できる要素が満載という意味で意義のある本と思いました。


『注目のスーパーマテリアル』Newton別冊
環境悪化が大変、という話をしばらく見ていると多少その傾向に偏りがちになるので、「科学技術がそれを救うかもしれない」という観点からこういうのも買ってみました(笑)
これは単純に「ふ~ん」とか「そんなものもあるのか」というようなそういう話ですね。研究者ではないのでそれ以上のことには中々いけませんし。


『消滅した国々』(吉田一郎)社会評論社
第二次世界大戦以降に消滅した183ヶ国のアウトラインを記した本です。大物もいれば小物もいますが、なくなった国なだけにマイナーなところが多く、下手な近代史の文献より勉強になりそうです。

あとは国というと結構堅いものというイメージがありますが、打算でできた(けど失敗した)り、色々な感情によって結構適当にできたりもすることも見えてきます。
以前書いた岡田英弘氏の著書などでもそういう傾向がありますけど、国のイメージというものが変わってくる側面もあるかもしれません。

ちなみに今ホットとなっているクリミアのことも書かれていて、この本を見ると、「クリミアは三度目の正直となるのか」というような見方にもなってきますね。


ちなみにその間に『るろうに剣心』と『幽遊白書』と『明日のジョー』を全部読んだりもしていたらしい(笑)

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

読書の秋Ⅱ

12月だから既に冬だろって話もありそうですけれど(笑)
この秋読んだりしていたものについて懲りずに書いてみます。今回は講談社は抜きで(爆)


『世界の戦い歴史百科』(R.G.グラント)柊風舎
サブタイトルは「仙台を変えた仙一の戦い」…じゃなかった「世界を変えた1001の戦い」です(コラ)
世界史の戦いの辞書みたいなものです。辞書だから値段も一桁違います(15,000円)。そんなの知らなかった的な話がある反面、多すぎて個々についての説明が弱い感はありますかね。
まあ、よほどそういうのに興味がないと買うものではないですね(苦笑)


『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』(シェリル・サンドバーク/村井章子訳)日本経済新聞出版社
実は買ったのは夏くらいでしたが、少し寝かしておりました(笑)
レビューを見ると絶賛の嵐なので、いい部分はレビューに譲るとして。
個人的には5段階なら4かなと思いました。
最初は面白いんですよ。自分の体験からの女性の社会参画についての話とかは具体的で面白い!
のですが、最初から最後まで似た形の展開が続くので半ばを過ぎると展開が予想できてややダラけてしまうところがありました。喩えるなら150kmの剛速球でも10球続けられると軌道が見えてくる…みたいな。
「なるほど。おおそうか。この人のいうことは為になるなぁ」と納得したあたりから読むのがダレるかもしれません。
読ませることが仕事ではないのでそういうことを求めるのも贅沢過ぎるのかもしれませんが。


『岡田英弘著作集① 歴史とは何か』(岡田英弘)藤原書店
著者は最近になって知ったのですが、結構面白かったです。
私自身が漠然と抱いていた観念と共通するところも多く、ま、事実の集積が歴史であることを考えると行き着くところはこのあたりなんだろうなぁという感想を持ちました。「歴史は常に発展しているなんてでまかせだ」というのはその通りですね。世界史はモンゴルに始まるとか、ヘロドトスと司馬遷が歴史の書き方を完成させたというあたりはまあそうかもしれませんし、100%そうでもないんじゃないかという気もしますが。
ただま、個々の論文をまとめた感があるので、やや繰り返しが多い感があるのと、序盤の教育に対する愚痴で面倒な人感を受けてしまうかもしれませんが(笑)


『兵器と戦術の世界史』(金子常規)中公文庫
著者は元自衛隊の方で、自衛隊関係でいうと松村劭さんなんかもそうですが、結構古い説取ってる感があるんですよね。特に昔の話とか書き出した時に最近では覆されてる話の流れになっていて、「今これ教えてないよね」と妙に不安になったりすることもあります。松村さんも金子さんも故人になられていて書いたのは相当昔のことですし、そもそも今後は戦闘そのものの形態が変わりそうなのであんま関係ないっちゃそうなのかもしれませんけれど。
あとは随所に現場関係の人っぽい感じの話が多いのも元軍隊関係者の本の特徴かもしれませんね。このあたりの本と、孫子あたりかなぁ、そういう経営観念的な本とをセットで読むと現場と上の考えの違いが分かってきて面白いかと思います。


『ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観』(D.L.エヴェレット/屋代通子訳)みすず書房
言語学とか常識を覆す部族がいる、という驚きの本らしいですが、言語学自体のことをあまり知らないのでどれくらい驚きのことなのかがイマイチピンと来ませんでした。
なので、どちらかというと変わった部族と言語教授の苦闘交じりの生活記録みたいな感じで読んでいました。その部分ではまあまあ面白かったのですが、そうなると衝撃というよりほのぼの本として読んでしまうわけでそのタイプの本とするとちょっと値段が高いかなという気もします。
まあ、私が言語学だけでなく常識もよく知らんからそう思ってしまったのかもしれませんが(笑)

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

読書の秋?


先月から臨時収入が多かったので、講談社の学術文庫を中心にかなり沢山の本を買ってみました。
歴史関係の本以外のものも買ったりしているのですが、歴史関係のものの方が風呂でさっさと読める傾向があるので、ちょっとした書評ということで。
一冊を除いて講談社学術文庫なので作者だけ記載します。一段落目は買う時に考えたことで、ニ段落目は実際の感想という表記にします。

「メディチ家の人々」(中田耕治)
メディチ家については大ロレンツォやコジモ以外を除くとあまり知らないので、フッガー家ともども一度詳しい本を読んでみたいな~と思っておりました。それでまあこれはその要請に応えるものと踏んだのですが…

物語形式で進むんですが、大ロレンツォよりも当時の女性を取り上げてるケースが多くてそのあたりがやや空振りしてしまった感がありました。まあ、この時代の何という殺伐さとか猥雑さとかはよく分かるものになっており、週刊誌的な話で読み進めるのが吉かもしれません。


「ヴェネツィア」(W・H・マクニール/清水廣一郎訳)
イタリア中世に集中して読んだことがなかったのでこの時代のものも読みたいと思っていたのですが、前に買ったジャン・モリスの「ヴェネツィア帝国への旅」があんまり面白くありませんでした(コラ)
そんなところに紀伊国屋がドーンと50冊くらいこの本を並べていて、マクニールというと名前くらいは知ってる人ですからどんなものだろうと買ってみました。

初心者が読むのはやめといた方がいいかもしれませんね(苦笑)
まず章立てが超大雑把といいますか、一章30pくらいが完全につながっているので結構読むのが大変です。しかも網羅的にかつあらゆる分野の話が数珠繋ぎに書かれているのでついていくのも大変です(一章読むのは大変だった。でも二章以降は多少慣れてスピードアップできるので書かれ方自体は悪くないのだろうと思う)。
そしてタイトルはヴェネツィアですが、サブタイトルの「東西ヨーロッパの要」の通り、ヴェネツィアの東西について(主にギリシア、ロシア、トルコと東部だけど)かなり割かれてます。出てくる固有名詞が最初がロベール・ギスカールで、最後がイオアニス・カポディストリアス。ヴェネツィアとつながりがあるようでないようでって感じの人達が沢山でてきます。一方でヴェネツィアの有名どころ、例えばエンリコ・ダンドロとかは一箇所ちょっと出てきたくらいということで周りとの関係を掘り崩す姿勢が全編通して貫かれております。
そんな作りですので、世界史の醍醐味である古今東西に知識がどんどんリンクしていく感は顕著で、この辺がマクニールが有名な歴史家たるゆえんなのでしょうね。


「黄金の世界史」(増田義郎)
貨幣とか経済の歴史という中で、黄金の歴史というのは中々面白そうということで買ってみました。

世界史で強い国は基本金持ちで金の多寡が勝敗を決する…的な傾向が顕著で(ローマ帝国より中国の方が強かった…的な)やや癖はありますが、頷ける部分も多いところで、癖を把握しながら読む分には面白い本でした。


「アテネ民主政」(澤田典子/講談社選書メチエ)
これのみ学術文庫ではないのですが(でも講談社[笑]。別に講談社しか読まないとか忠誠誓ってるとかそういうことはないんですけどね)、ペリクレス以降のアテネというとアルキビアデス以外はあんまり知らないので(笑)、どんなものだろうと買ってみました。

ある地域・国家の人物を時代毎に取り上げるタイプの本にどうしてもありがちなのが、「こいつはここがいい、彼もここがいい」という具合で何となく比較がしにくいところがあるわけですが、これもそのきらいはありました。
ただまあ、アテネの全体の主導権保持者の歴史が見えてくるので、古代アテネに興味があるなら面白いのではないかと思います。


他にもハードカバーの本とかもあるんですが、ハードカバーゆえに中々読んでません(笑)
あと経済人類学とか真空についての本も買ったりしてみましたが、前者はあまりに哲学的で嫌になり、後者は面白そうなのですが何となくレベルでしか理解できてませんので書評できません(爆)
リンク
もあぱそ

のぶたと南の島生活in石垣島

のぶたと南の島生活

off  the  ball

スコログ

地理屋の思いつき

ふぉるてブログ~小田急線梅ヶ丘駅の不動産会社フォルテの徒然~

UMATOTO2号館・本館

Ali della liberta (in Stadio)

スポーツ井戸端会議+α

オレンジころころ

ユーロな日々

スカンジナビア・サッカーニュース

なんでも。

コグログ

おちゃつのちょっとマイルドなblog

◆ Football Kingdom ◆

kaizinBlog

田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

サッカーへ

めぐりあいズゴ

あれこれ随想記

アロマサロンを開いてみて

わたし的ちょこっとだけシアワセ♪

とんま天狗は雲の上

浦和レッズの逆襲日報

大阪から♪Backpackerかく語りき♪

ごった煮

Star Prince JUGEM

Backpacker's♪快晴じゃーなる♪




休止中

阿呆LOG

がちゃの『のっぺ汁』的ぶろぐ。~サッカー中心~

CLUB☆ZECIKA

路上の風景~landscapes on the road

Too Much Information(3?歳のつぶやき...改)

加賀もんのブログ

フットボール問わず語り



【しろうとサッカー研究所】

ごったでざったなどぶろぐ

Renaissance 復興の記

思いつくまま

キングのオキラク蹴球記

破壊王子流勝手日記

What's on

ニセモノのくせに生意気だ

雨雲日和

環境や人生に関するブログ

西ちゃん日記2013

しろくろひつじの見る夢は

あんとんきちなダンナ

漠々糊々

大門の日常

店主のつぶやき

マスドライバー徒然日記

ペッタンコ星人

やっぱり★タムラ的永久崩壊日記

スポーツ瓦版

EMBAIXADA サッカー・フリースタイルフットボール動画館

流れ星におねがいするのニャ!



RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる