都羅戦争 ~走れトッティ(中篇)~

このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。

トッティはその夜、一睡もせずに走り続け、故郷に返った。
デ・ロッシはトッティがよろめきながら戻ってきたのを見て驚き、色々な質問を浴びせた。

トッティちゃま「ぼくのことはいいのらー。それよりはやくキャプテンマークをつけるのらー」
トッティはデ・ロッシをすぐにキャプテンにするよう頼んだ。しかし、村の人。特に村長のコンテは「それはいけない。まだブッフォンとピルロがいるのだから、2年後にできないものか?」と反対した。
ピルロ「ふっ。何せ僕はコンテが監督になるから引退を撤退したんだから」

「きふじんのてさきはひどいやつらなのらー。でもたいさくはばっちりなのらー」
実はトッティは戻りがてら、悪い友達達を使って色々な噂を広めていたのだった。

「ブッフォンは不倫で離婚したのに、また二股かけている」
「ピルロも性懲りもなく不倫している」

二人は噂の収拾のためにアズーリを辞退しなければならなかった。こうしてデ・ロッシはキャプテンになることができた。
トッティ「やはりキャプテンマークがよくにあうのらー」
デ・ロッシがキャプテンになった祝宴はいつまでも続いた。トッティは一生このチームにいたいと思った。しかし、トッティの身体は彼だけのものではない。だが、明日の日没までにはまだ時間がある。彼はしばらく一眠りしていようと思った。
一眠りするとトッティのコンディションは非常によくなっていた。

トッティ「すごくはしれるのらー。いまのちょうしならシーズン15てんもよゆうなのらー」
そうなるとトッティも未練というものがある。しかし。
トッティ「ぼくはいかないといけないのらー。たいせつなやくそくがあるのらー。だからこれもおまえにやるのらー。トッティちゃまのつぎのキャプテンになれることをほこりにおもってほしいのらー」
トッティは自らのキャプテンマークもデ・ロッシに託して、遂に家を出た。

トッティが急いでいると、村人が青ざめた顔をしていった。

村人「おおトッティ。この先の川に津波が到来している」
トッティちゃま「つなみなのらー? いそがなければならないのになんということらー」
村人「川には近づかん方がええ」
トッティちゃま「そんなことはできないのらー。スティービーがまっているのらー」
トッティは村人をふりほどいて先を急いだ。
川につくと、確かに川は荒れに荒れていた。

トッティちゃま「これはたいへんかもしれないのら。む、さっきのむらびと?」
村人「川の様子はやはり気になるのお。見ずにはおられん」

マレモート森本「村人発見! 飲み込んでやる!」
村人「うわあああああ!!」

トッティちゃま「なぜフラグをたてるのらー」
マレモート森本「むっ? 貴様はトッティ!!」
トッティちゃま「……」
マレモート森本「この荒波を渡れるというのかトッティよ!」
トッティちゃま(無言で唾一発)
マレモート森本「うわぁぁ!!」
トッティちゃま「ジャパンの2ぶせんしゅにとめられるほどとしよりではないのらー」

濁流を苦労して(?)渡り、先を急ぐトッティ。だが、突然、目の前に3人の盗賊達が現れた。
トッティちゃま「おまえたちはテヴェス、ヴィダル、エヴラなのらー? ここをとおしてほしいのらー」
3人「どっこい通さぬ。持ち物と移籍金を全部置いていけ」
トッティちゃま「ぼくはいせきしたことないからいせききんなどないのらー。いのちいがい何もないのらー」
エヴラ「ならばその命でも貰おうかい。俺はおまえみたいにみんなから慕われるキャプテンを見ていると虫唾が走るんだよッ!!」
トッティちゃま「じぶんがキャプテンのときにこくみんをてきにまわしたからって、さかうらみしないでほしいのらー」
ヴィダル「この前1400万円も取られたから、金が欲しいんだよ!」
トッティちゃま「よあそびするのがよくないのらー」
テヴェス「おまえは監督をアゴでこきつかいやがって! いつも監督に冷遇される俺様の身にもなってみろ!!」
トッティちゃま「そんなことはしらんのらー」
3人「とにかく通さん!!」
トッティ「おまえたち、きふじんにたのまれたにちがいないのらー。かねのためにみもこころもうりとばすとはなさけないのらー」
トッティは渾身の力をもって、ひらりひらりとテヴェスとエヴラをかわし、ヴィダルもかわして突き進んだ。しかし、抜きがてらヴィダルに蹴っ飛ばされ、膝に大きなケガを負った。一気に抜けきったものの、疲労困憊である。
折からローマの太陽が激しく照り付け、トッティは激しくめまいを起こした。これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。
天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天、ここまで突破して来たトッティよ。真の勇者、トッティよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛するバンディエラは、おまえを信じたばかりに、やがて移籍しなければならぬ。おまえは、稀代の不信の人間、まさしく貴婦人の思うつぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎えて、もはや芋虫ほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣喰った。

「ぼくはどりょくしたのらー」
約束を破る心は、みじんも無かった。
「かみさま。ぼくはせいいっぱいやったのらー。ぼくはうらぎりものやふしんのとではないのらー。でもせいもこんもつきはてたのらー。みんなきっとぼくをわらうのらー。ぼくはふこうなのらー。スクデットはいっかいしかとれなかったし、そのときもおいしいところはマシンガンとたびびとにとられたのらー」
私の一家も笑われる。私は友を欺いた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。
「これがうんめいなのらー。スティービー、ゆるしてほしいのらー」
トッティは空を見上げた。
その時、トッティに不意に天啓が下った。

「友よ。おまえは自分を不幸だというが、私は一度もリーグ優勝したことがないのだぞ」

「!!」
トッティはガバリと身を起こした。

「しかも、私は中盤だから、おまえのようにゴール記録も残らないのだ」

「で、でも、スティービーはシーエルのチャンピオンになったのらー。それはトッティちゃまにはできないことなのらー! らー! そんなことないのらー。ともよ。おまえはバンディエラとしてリーグゆうしょうするのらー」
トッティは立ち上がり、再び走り出した。

無意味に長い中篇を経て、最終回へと続く。
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きふじん(笑)

一瞬バルバラ女史の事が頭をよぎりました(笑)
でも考えてみたら貴婦人というのとも少し違いますよね。やってる事はあまり変わらないかも知れませんが。
首都の孤高の王子は何処に行くのでしょうか?

それとFC2の動画部にガサ入れが入ったらしいので、直接の影響は無いと思いますがご連絡まで

>Grendel様

バルバラ女史はどちらかというと「姐さん」みたいなイメージがあります(笑)
首都の王子は引退した後どこに行くかが気になりますね。

FC2のガサ入れは私も気になっていますが、現状どうしようもないです(苦笑)
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