拉致被害者の今後は…
先日弾道ミサイルを発射した北朝鮮が拉致被害者について、調査を中止したと表明した話がありました。
まあ、そんな感じになるだろうというのは予想はできたわけですが、今後どうなるんでしょうかね。
と言いますのも、正直現在の北朝鮮は明らかに以前よりも交渉しにくい国家となっているわけですが、この状況が進んで本当にアメリカとかが締め付けを厳しくしていく方向に進んでいったりすると、体制維持のためのカードとして使ってきそうな気がするわけです。
「このまま我が国を崩壊させると拉致被害者は絶対に帰ってこないぞ。アメリカに手を引くよう言え」みたいな感じで。
そのあたりのことがあるから、まあ通常の交渉とか多少の制裁では返してくることはなさそうだな~とは思うわけですが、今のまま進んでいくとある時点で立ち位置とかが逆転するんじゃないかという気はします。つまり、現時点では拉致事件の関係者が対北朝鮮タカ派という感じではあるのですが、将来的にハト派になってしまうんじゃないかとそんな気がしているんですね。
世論が「制裁だけでは足りん。あんな国は滅ぼしてしまえ。多少の痛みより国益の方が優先される」という風になる可能性は多いにありますし、本当にアメリカが北朝鮮撲滅に乗りだしてきたら日本としても「北朝鮮は拉致被害者を口実に日本政府が窓口になると考えてはいけない」くらいアナウンスしないといけなさそうですしね。
被害者があれこれ苦労しなければならないというのは大変な話ではありますが、色々な状況をシミュレートして事態が複雑化したり急転した時にもうまく対応してもらいたいな~と思います。
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